担降りシタガリ(愛シタガリのノリで)

私ここ6年?くらいずーっと大倉担と名乗ってたのですが(ジャニから離れてた時期もありましたが)
担降りすることがとても怖くて。
大倉担じゃない自分というのにピンとこないというのが第一。
大倉担であることにアイデンティティを見出すような矮小な人間だったので、大倉担という飾りが消えたら自分はどうなるのかなーと悩むことが多くなりました。

担当とはどんなものでしょう。
非ヲタの友達に「担当」の言葉の意味を説明するとき、とても言葉に困ります。
わたしはこの人の応援は私が「担」う!という意味で、お母さん的な心境で応援したい人と答えます。
でも、人によっては「一番好きな人」って言う人もいます。
お母さん的な心境かどうかは置いといて、応援したい人と好きな人がイコールになれば話は簡単ですが、
そうもいかないのが人の心です。

たまに、「彼氏にしたいのはいのちゃん。アイドル的に好きなのはかめちゃん。でも担当はすばるくんなの」という人がいます。
その人の中では「担当」に「すべき」人・「なるべき」人は明確なラインで決められて(けど言語化できない)います。
私の中の担当は「一番応援したくて一番大好きな人」でした。
しかし、その均衡が崩れたのが2011年の11月。
SexyZoneのデビューでした。

私が担当を降りなかった理由の一つに、目移りをしないということがありました。
興味ないものはとことん切り捨てる、目にもいれない追わない。
ジャニヲタの多くは金曜20時にお茶の間でMステが流れていて、そこにジャニタレが出ていたら「あらまあ他ユニが出てるワァ」と言って見ると思います。
もしかしたら「他ユニだけどジャニはとりあえずチェック」という人もいるかもしれません。
私はもともとテレビが嫌い・ジャニーズは好きだけどそれよりエイトさんが好きという偏屈親父みたいな考え方の持ち主だったので、もしジャニタレだろうがエイトが出てるわけでなければチャンネルを変えるなりテレビを消すなりしてしまいました。
だからエイトしか見えていないジャニヲタ生活を続けていたわけなのですが、とあるジャニーズ推しのDJイベントに行ったときに、会場のみんながいろんなジャニタレの曲にはしゃいで踊っているのを見て、ちょっと興味が湧きました。
そのころデビュー会見をしていたのがSexyZone。第一印象はマリウスくんが可愛いと思い、そのままプロモや雑誌を漁りました。
結果、俺たちの0番センター佐藤勝利にズブズブっとハマってしまいました。

私の面倒くさいところに、既存ユニに新規参入するのは嫌という癖がありました。
セクゾンはこれから始まるユニット。まさにお誂え向きだったと言えます。
ところがセクゾンは私のジャニヲタ人生のいろんなことを覆してくれました。
接触に次ぐ接触イベント。
ヲタもスタッフも本人たちも、血眼になった1週間。
あの時期本当に、オリコン1位とれなかったらセクゾン解体されてしまう…!というおそろしさに震えていました。
リアルタイムで次々と起こる苦行のような試練に一つずつ乗り、たまに諦め、握手会帰りに本気で鬱になって駅で号泣したこともありました。
誰もかれも、頭が沸いていたのです。
その頃、私は大変なことに気付きました。
「一番好きなのは大倉くん」だけど、「一番応援して支えていきたいのは佐藤勝利」なんじゃないかということに。
この、現実と理想の剥離に、私は苦しみました。
担当とはなんぞや?と毎日悩みました。
一番大好きで、幸せを与えてくれる大倉くん。
これからその美貌とキラキラのアイドル力でこの世界に旋風を巻き起こすかもしれない勝利。
どちらを担当にすべきなのか、と考えました。

未来があるのは断然勝利です。
何故なら大倉くんは、前述したソロコンで私の野望を満たしてくれたからです。
私の夢はあの場所でしっかりと形になりました。あとは大倉くんがこれから作る世界の生き証人になるだけ。
ジャニヲタが人生なら、私は大倉担として隠居生活に入っていました。
じゃあ勝利担になればよかったのに、私にはどうしてもそれができませんでした。
勝利担になってしまったら、大倉くんとの数年間が無になってしまうんじゃないか?と思ってしまいました。
「誰担ですか?」と聞かれて「勝利です!」と答える。
答えた人には、私の大倉くん愛は伝わりません。
胸の中にある大倉くんへの愛は、私の裡で燻り続けるのです。
それがつらくて悲しくて、何より大倉くんに申し訳ないように思えました。
大倉担じゃない自分を受け入れられず、でも半端な気持ちでいるのが辛く、それはそれは病みました。
ほんっっっっっっとにどうでもいい、ばかばかしいことなのに、私にはどうしても重大な決断だったし、大倉くんが胸から消えてしまうのが恐ろしかったのです。

そんな悩みが晴れたのはFIGHTコン東京ドームでした。
ずーーーっとずーーーーーーっと悩んでいたことは、大倉くんがドームで歌って踊って笑ってくれているだけで消えていきました。
ああ、やっぱりわたしこの人が世界で一番好きなんだなあと悟れたのです。


悩んだ後は吹っ切れて、大倉くん好き好き大好きモードになりましたが、最近ずぶずぶっとジャンプちゃんにハマりだし、また担降りを考えるようになりました。
今回は前みたいに病んでません。
FIGHTコンがとっても楽しかった。
でもこの短い周期でまた好きなアイドルが出来た。
わたしはもう、大倉くんから離れてもいけるんじゃないかな?
担降りってそんなに罪悪感を持つものじゃないんじゃないかな?
大倉くんに依存してしまっていて、好きの気持ちが錆びていくまま彼を見ているのは本当にあってるのかな?
そう思ったのです。
大倉くんのことは大好きです。
でも新鮮な驚きとワクワクは彼に与えられません。
エイトはいつも安心する家であって、大倉くんはいつでもそこにいる家族みたいなもの。
わたしはそこから出て旅に出たいなあと思いました。
それが最近の担降りしたいなぁシンドロームの原因です。

ちなみに私の中にカケモという選択肢はありません。
人のキモチは100%が上限だとします。
100%の好き(ジャニタレに向ける愛という意味の)を向けられるのは一人だけです。
二人とも均等に好き!というのは、50%と50%です。
担当はいつでも一人だけ。100%の好きを与えられる人にだけです。
別にカケモの人が嫌いなわけではありません。
たくさんいるジャニタレの中で、大倉くんが好きなんだ、と言われることと、
大倉と勝利担!って言われることは別だと思うだけです。
そういう愛の形もあることはわかります。
ただ、私のポリシーでは自分がそれをするのが許せないだけです。


今ポジティブな担降りの季節きてる!
今なら「大倉くん今までありがとう!愛してる!愛してたよ!」って言ってうちわ置けるかなって思いました。
全部の結論はFIGHTコンDVDが握ってそうです。



ちなみに担降り先は知念侑李様か佐藤勝利
私は未完成なものを完成されるまで愛でるより、
不完全なものが研ぎ澄まされて完成に近付いていくのが好きなのです。
そういう点だと知念様なのかなあ。
勝利の好きと知念様と大倉くんの好きは違うのです。
でも知念様と大倉くんの好きはほぼ同等の種類。
これはまた長くなるので別エントリで語るしかないな!www