his method

前回のエントリに「雄也くんがよくわからない(超意訳)」と書きましたが、今回のエントリも「雄也くんがよくわからない」のお話です。
Twitterでお話してくれている高木担の方から、昔の雄也くんが映ったDVDたちをお借りしました。
所謂新規で周りに雄也くんのファンはおろかJUMP担もおらず、JUMPに興味を持つ前の雄也くんの最後の記憶が「JJにいたよね…」だった私は、デビューから今までの5年間が空白でした。
お借りしたDVDには2008〜2009年の少クラがところどころ入っていて(多分雄也くんやJUMPがゲストできた回かな?)それを見て私は少し驚きました。
2009年の年末の少クラ。大倉くんと安田がゲストだったそれ。雄也くんは簡単な曲振りをしました。
簡単な一言です。誰の、なんて曲を振ったのかも覚えてないくらい些細な一言だったのに、私はなにか違和感を覚えました。
「あれ?なんか雄也くん、このころの方がしっかりして見える」
つい最近の少クラで曲振りを忘れていて大ちゃんに叱られていた記憶があったから余計にでしょうか。
私はそんな雄也くんしか知らなかったので、さぞ雄也くんは昔からふわふわへらへらしていたのだと思っていました。
でも、あの曲振りをした雄也くんは自然に曲名を言ったし、いつもの首がすわらない赤ん坊みたいに頭をがくがく揺らすこともなく普通でした。
大したことはないんだけど、私はふと「雄也くんってどこまでわざとなんだろう」と思いました。
知っての通り、雄也くんは少し、ツンとしたクールキャラぶっていた頃がありました。それが段々とほどけて、今はにこにことピースフルな空気を醸し出しています。

アイドルにおけるキャラ変更といえば、私は松本潤くんのことを思い出します。
ごくせんを転機にして、彼は今までの「ヘタレキャラの松潤」を脱ぎ捨てて、「クールでかっこいい松本潤」に変わりました。
当時そこまでインターネットは普及していなかったし(私が使いこなせないほど子供だっただけかもしれませんが)当時二宮担だったので、潤くんの転向について周りがどんな反応をしていたかわかりません。
インタビューなどでも潤くんがそれについて何かコメントをしていたようなことも思い出せないので、私の記憶の中ではすんなりと、潤くんのキャラ転向が成功しています。
今になって思うと(多分当時から気付いていたけれど)「ヘタレキャラの松潤」は潤くんが作り出したアイドルとしてのペルソナ(キャラクター)の一つであって、その後の「クールキャラの松潤」も潤くんのペルソナの一つなのだと思います。
本当の潤くんがどっちかは私にはわかりませんが、潤くんは意図的にペルソナを付け替えた人だと思っています。

話を雄也くんに戻します。
昔の「みんなに壁を作っていたクールな雄也くん」も今の「JUMPが大好きな天真爛漫な雄也くん」も、雄也くんが作り出したアイドルとしてのペルソナなのではないかと、私は思います。
最初から雄也くんは、「壁を作っていた異質な存在だったけれど、段々迎合していったアイドル」を演じていたのかなと思うのです。ショービズの世界では、ドラマチックな物語は、演じ手次第で作り上げることができます。
ヲタクはみんな雄也くんの作り上げた物語を見ていたのかなあと、たかがあんな一つの挙動からここまで考え込んでしまいました(笑)

さすがに発想が突飛すぎるなあと自分でも思うのですが、雄也くんって考えれば考えるほど「本心」が見えにくい人なんですよね。
すごくわかりやすいとか、思ってることがすぐに口をついて出るとか言われているけど、それはメンバーや周りの人だけで、ファンには面白いくらい情報を見せてくれない人だなあと思うんです。
もちろん一介のヲタクが、雄也くんという人間の全てを知ろうだなんて無理です。そうではなくて、アイドルなりの「高木雄也」の全貌が、全然見えないなと思うのです。

よくお友達*1と雄也くんの話をしますが、雄也くんって結局、どんな子なんだろう?という会話が延々ループします。
もちろん私は新規です。リアルタイムで雄也くんの言葉を受け取ってきたわけではありません。それでも、こんなにも「この子って結局、どんな子なんだろう?」と首を傾げたくなるアイドルは初めてです。

思えば大倉くんは、「アイドル大倉忠義」の情報をたくさんくれました。だから私は、大倉くんのことを「わかった」気になれたのです。例えば「ああ、大倉くんこういうの嫌いだよね」と思えば大倉くんはすぐに「俺こういうの嫌やわあ」と言ったし、「この中ならこんな子が大倉くんのタイプだよね」と思えば「俺この子がめっちゃタイプ」と言ったりしました。
なのに雄也くんは、いつも「あれ?」「ん?」の連続です。

前のエントリにこんなことを書きました。

今まで、外野で雄也くんを見ていたときにわからなかったものが、雄也くんを担当にしたらとたんに見えてきました。
本当はこんな子なんだ、意外と優しい、意外と男らしい、意外とオトナ、意外と、意外と…
意外との積み重ねで、雄也くんを見ていると毎日発見があります。雄也くん自身、毎日考え方が変わっているのです。でも根っこのところは変わらない。私は雄也くんほど愛らしい頑固者を見たことが無いかもしれません。

最近はこの根っこすら、「雄也くんって本当は…」と思うようになりました。
それは悪いことではなくて、「この子ほんっとにわかんない!たのしい!」と思わせてくれます。(もちろん早くわかった気になりたいところですがw)

雄也くんをずっと見てきた人や私みたいな新規では雄也くん像は違うんでしょうか。
よく古株の高木担の人は「雄也くんはとってもファン想いだよ」と言いますが*2少なくとも私は「雄也くんったら私たちのこと考えてくれてる!」と思ったことはありません(元が大倉くんなのでもしかしたら要求レベルが高いのかも)
なので、同担他担いろんな人が見る、「高木雄也像」が知りたいなーと思います。
私が勝手にこねくり回して穿った見方してるだけで本当は超絶シンプルな男かもしれないってな!w

そういえばひどい薮担*3に「同担と話したい!」と言ってみたら、「なちこさんは主張がはっきりしてるから、「高木はこうだと思うの!」って言われたら「いや私はこう思う」って言いづらいんじゃないの(だから同担が近付いてこない)(※意訳)」と言われて膝打ちだったことがあります。
そうか…私は主張を押し付けるタイプなんだな…と反省したと同時に、ネットストーカーの如く好きな言葉を紡ぐジャニヲタさんたちの「高木雄也論」を読み耽ったりもしたのですが(主にインタビューズなどで)結局雄也くんとはなんぞやの問いの答えは見つかりませんでした。

ここまで書いてみて、もしかしたら雄也くんはJUMPに甘えているのかなーと思い至りました。
そういえばバカレアの現場ではとってもお兄ちゃんしてたわ。
少クラも、大ちゃんが司会だから俺は任せちゃおう(甘えちゃおう)と思っていたのかも。

雄也くんは自他共に認めるプライドが高い人間ですが、変なところでプライドないよね。
最年長なんだからっていうプライドはないのかな?

そういえば雑誌のインタビューなんかを見ていても「雄也くんがわからん…」とよくなります。いきなりのSアピールとかねwどっから冗談なのかわかんないよ雄也くん!

そしてこんなことをツイッターで言いました。

私は最初バカレアの祥平さんが当て書きといわれてるのを聞いても「?」という感じだったんですが、これに気付いてからは「ええかっこしい」という言葉のしっくりさと当て書きという意味がやっと理解できた気がしましたw


これって新規ならではなのかな…勝手に「高木担って寡黙なイメージだぜヒャッハー!」と思ってましたがどうなんでしょう。遠くから「あいつバカいってやがるwww」と思われてんの!かな!
まあそれはそれで新規が通る道なので、これからゆっくり雄也くんのことを知っていきたいと思っています(ドヤ

*1:薮教徒のお友達。雄也くんのことについて語って遠い目になる仲

*2:…言うよね?w

*3:上のお友達とはまた別の人。こっちはこっちで拗らせている